【西日本新聞・夕刊】わたし活性化計画 コラムVol.2 〜命の誕生は奇跡 国全体で認識共有を〜(2015/11/7)

 

【わたし活性化計画 コラムVol.2…11/7 西日本新聞・夕刊】

 西日本新聞さんの女性応援プロジェクト
「わたし活性化計画 〜My View Point〜」のコラム第二弾。
今回は、私自身の出産エピソードについて書いてみました。

新少子化対策として、若い年齢での結婚支援や、男性の育休取得促進、
多子世帯の負担軽減を進める動きが強まっていますね。

それぞれ、子育ての「当事者」にとっては大切な取り組みだと思います。
しかし一方で、「直接的に少子化対策の恩恵を受けることがない方」も
いるわけで…この「自分には関係がない」と思われている方々からの理解や
協力が得られなければ、結局「安心して子どもを生み育てられる社会」は
実現しないのではないかなぁと思ったりしています。

「産む当事者以外」にも
「妊娠・出産・子育てのリアル」を知っていただくこと。

妊娠は病気ではないけれど、死と隣り合わせであるという現実。
私たちが存在していられるのは、命をかけてくれた人がいた証であるということ。


大袈裟でもなんでもない命の誕生の奇跡を、当事者夫婦をはじめ
「生まれた経験のあるすべての人」と共有できたその先に、「出産を歓迎するムード」
ひいては、少子化対策につながる環境づくりが見えてくるのではないかと思うのです。

皆さんも「自分が生まれた時の話」「お子さんが生まれた時の話」あるいは
「自分が産んだ時の話」を周囲と共有してみませんか。一人ひとりが持つ
命のエピソードが「子育て世代にやさしい国」という未来をつくっていくと信じています。

▼記事は毎回「Web版」でもご覧いただけます。
http://fanfunfukuoka.com/column/33266/